深雪宮 プロローグ&自機紹介
プロローグ
ここは郷邑の街。
では昨晩降った雪が積もっていて、景色は一面真っ白である。
そんな中、遅めに目を覚ましたのは「全世界コッペパン協会」防衛大弾頭、朱鷺野 千鶴である。
起きて朝のルーティンを済ませている中、同居人の鵺、閑邪 夜帖の姿がない。
その代わりにあったのは、「朝ごはん作っておいたので食べてください」というメモだ。
何かあったのかな。そう思いながら冷めた朝ごはんを加熱する。
そして今日はやけに外が騒がしい。そしてあることを思い出す。
千鶴「そうだ、あとで夜帖に家の合いかぎ渡しておこーっと。多分あいつ家のカギ閉めないで外に行ったからね」
そして千鶴は朝のルーティンを終えた。
その時、千鶴の家のドアを勢いよく開けられる音がした。
あ、結局カギ閉めてないじゃん! その後悔を感じる暇が無いほどには勢いがあった。
?「千鶴さんもやりませんか! 雪合戦!!」
千鶴「ええっ無理」
思わず反射で拒否した。いつもの癖。
心生「そんなこと言わずに!」
紋「楽しいですよー」
千鶴「紋もいたのか」
紋「私だけじゃありませんよ?」
心生「街の皆さんを誘ってみたんですから! 他の世界でも同じことが行われていますし、北の闘儀場では大会も行われているんですよ!」
千鶴「はあ……」
千鶴「どうせ暇だしなぁー。行ってみるか」
こうして千鶴は冬の外へと連れ出されるのであった……。