翠香京 プロローグ&自機紹介
プロローグ
此処は郷邑。
「全世界コッペパン協会」の防衛大弾頭、朱鷺野 千鶴は紅葉や銀杏が舞う窓を見つめながら朝のルーティンを終えていた。
ピンポーン
……来客だ。
玄関のドアを開けると甘い香りがした。
どんな香水だろう。そんなことを考えてみたが、見た目からわかる。
これはメロン族だ。
?「朝早く失礼します! メロニスタンの大使、メロディアスです! ディアスと呼んでください!」

千鶴「はい、メロディアスさんね、何の依頼でしょう?」
勢いのある挨拶に負けそうになったが、落ち着いて言い慣れた返答をする。おそらく依頼だろう。
ディアス「はい、本日は宿敵、スイカニアとのバトルに力を貸してほしいんです!」
千鶴「なるほど。で――……いつ頃から力を貸せばいいの?」
ディアス「30分後、北の闘儀場です!」
千鶴「もうちょっと事前に言ってほしかったね……。まあ、碌なことになんない様に見張っておくかぁー」
ディアス「ということは、協力してくださるということですね、やったーー!」
ディアス「では私は先に闘儀場へ向かっていますね!!」
こうして、千鶴はメロンとスイカの派閥争いに巻き込まれることとなった……。