翠香京 本編

第三章 導者と隠し兵器のロマンス ――天奏楼 5F

♪戦士を鼓舞する天奏楼

千鶴「そういえばなんで私の事誘ったの?」

ディアス「えーっとですね、とある傭兵が噂に聞く強い者として貴方様の名前を出されたので誘いました!」

千鶴「誰だろう……」

ディアス「さて、この先はメロニスタ様の部屋にございます」

メロニスタ「余はフォース・メロニスタ、メロニスタン王国の君主であるぞ!」

ディアス「では紹介の方を」

メロニスタ「紹介は不要じゃ」

ディアス「はっ」

メロニスタ「スイカニアとの戦いに勝つには、力が必要じゃな」

メロニスタ「戦ってその力、示してみよ!」

メロニスタ「召喚! うぬの相手はこいつじゃ!」

千鶴「おっと、あんたじゃないのか」

???「アルバイト――!」

千鶴「えぇ……」

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第三章 ボス

如意槍の使い手
葬魔・飛槍
Souma Hiso

♪黒塗りの如意槍 ~Speed Lancer!

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メロニスタ「決着!」

飛槍「ふう、強かったぜ」

飛槍「さすが、埋根が言ってた奴だけあるな」

千鶴「ああ、あいつの知り合いなのね」

飛槍「そ、話には聞いていたから呼んでみたってわけ」

千鶴「ふ~ん」

ピンポーン
「こちら、闘儀場運営でございます。10:30より闘儀開始となりますので、出場される皆様は準備をしてください」

千鶴「じゃあ次は闘儀場で実戦になりそ……」

突然、辺りが明るくなり自分の姿が目の前に一瞬映ったかと思うと、瞬く間に光に飲み込まれた。

千鶴「うわっ!」

あまりの眩しさから目を閉じる。

目を開けると、全面鏡張りの空間に居た。

千鶴「うう、あいつ(高木涼)がまたなんかやったのかぁ?」