聖耳官 EX

EX プロローグ

無事「聖都句蛸」への謁見を終えたので、ようやく家に帰れる。

近くの掲示板は「ソ月ラ日 サメル:ル」を指している。読めないが針の向き的と太陽的に夜である。

最初の場所へ戻ろうと足を進めていると、こっちへ走ってくる高木涼の姿があった。

千鶴「……なんであんたがこっち側にいるわけ?」

涼「きいてよ!」

千鶴「……あんたがそんなに焦るなんて、何があったの?」

涼「なんか隕石っぽいのが大量にこの世界を回ってて、もうすぐぶつかりそうなんだ!」

涼「なんとか隕石に橋を繋げようとしたけど無理だったんだよ!」

紫冠「千鶴様!あと涼様!」

紫冠「『ナカトミノ塊』です!早くお逃げください!」

涼「アレのこと知ってるの?」

紫冠「ええ、あれはこの世界に蔓延る呪いでございます」

千鶴「どうにか、あれを壊すことはできないの?」

涼「……弾幕だ千鶴!」

千鶴「で、でも、あの数は多すぎる!」

涼「一か八かとにかくやってみるしかない!」

紫冠「……健闘を祈ります!」